リリース
新品種 キャベツ『 翠緑(すいりょく)』を新発売!!
新品種キャベツ『翠緑』
大和農園は、湿害に強く、倒れにくく、根こぶ病に耐病性を持つ、寒玉系夏まき中早生種キャベツ『翠緑』の種子を2020年5月より全国で販売を開始します。
近年増加傾向にある水田転作ですが、水はけが悪く、過湿による湿害が問題視されてきました。また台風や集中豪雨による湿害や、強い降雨や強風で倒伏する被害も多く見受けられます。
加えて降雨が多い時期や水はけの悪い圃場では根こぶ病の発生が増加し、毎年悩まされている農家の方も多くいらっしゃいます。
その中で大和農園では、湿害に強く、倒れにくく、根こぶ病に耐病性を持ち、裂球遅く在圃性に優れ、扁平形でそろいの良い業務加工用にも適する新品種「翠緑」を発売します。
全日本野菜品種審査会で2度、1等特別賞受賞
■1等特別賞「第67回全日本野菜品種審査会・キャベツ(夏まき年内どり)の部」。台風に耐え湿害なく、裂球遅く在圃性の良さ、中身の充実と美しさが評価された。
(栽培場所:兵庫県立農林水産技術総合センター、播種日:2016年8月4日、定植日:2016年8月29日、審査日:2016年12月8日)
栽培は埴壌土(水田圃)で実施。 9月中下旬にかけて台風などの豪雨が続き、品種によっては圃場の過湿により根が傷み、生育は大きく停滞、また根腐れによる枯死・欠株の発生や外葉の伸長不足を起こすものもありました。
収穫期には裂球する品種もある中で翠緑は、「湿害の発生なく揃いも良好。裂球遅く在圃性に優れる。また収穫物を割った中身の充実、美しさも群を抜いていた。」と評価していただき、29品種中、1位を獲得しました。
(栽培場所:群馬県農業技術センター高冷地野菜研究センター(吾妻郡嬬恋村、標高1170m)、播種日:2019年6月17日、定植日:2019年7月25日、審査日:2019年10月23日)
黒ボク土でやわらかい土壌での栽培で品種によっては倒伏するものが多く、加えて台風19号の影響で更に倒伏が進む中で、翠緑は「立毛で倒伏せずにしっかりとしており、収穫物もL級中心で揃いが良く、巻き方も時期に合っていた」と評価していただき、24品種中、1位を獲得しました。
キャベツ「F1 翠緑(すいりょく)」の特徴
①湿害に強い
湿害に強く、水田転作圃や、台風や豪雨で土壌が過湿した場合でも生育が安定し高収量が見込めます。
②倒れにくい
直根と側根がバランス良く生え、また結球する位置が低いため、強い降雨や強風に強く、黒ボク土などやわらかい圃場でも倒伏しにくい特長を持ちます。腐敗が少なく収量増加が見込め、機械収穫での作業効率向上も期待できます。
③根こぶ病に耐病性
根こぶ病に耐病性、萎黄病に抵抗性を有します。
④扁平形で業務加工用に適する
やや腰高の扁平形となり、箱詰め・コンテナ出荷に適した形状となり、業務加工用に適します。
規格・価格
○品目・品種名キャベツ『翠緑(すいりょく)』
○規格
①5000 粒コート、②20 ㎖、③10 ㎖、④1.0㎖(約100粒)
○参考小売価格(税込)
①13,750円、②6,270円、③3,289円、④440円
※価格はすべて希望小売価格です。 価格の自主的な決定を拘束するものではありません。