COMPANY 会社案内

事業紹介

育種・品育種

1920年の創業から蓄積された育種技術と研究実績を活かし、常に時代のニーズに合わせた新品種の育成に取り組んでいます。近年では、気候変動に対する生産ニーズや健康志向などの消費ニーズなどが話題に挙がりますが、それらをいち早く育種開発に取り入れ、常に最先端の商品展開が可能となるよう、日々情報収集と研究を行っています。

多くの品目を扱う当グループですが、特にスイカ・カボチャ・ダイコン・キャベツの4つの品目の育種開発に注力しています。各品目には担当ブリーダーがおり、諸産地へ足を運び、直接生産現場の声を聞くことで生産者のニーズを育種に生かしています。

また、当グループの卸部門、小売部門との連携の中で、末端消費者のニーズを吸い上げ、育種に反映させています。こうして、新たな「大和農園ブランド」の種子が日々開発されています。

生産・品質管理

種子の生産は日本国内にとどまらず、世界各国で意欲的に繰り広げています。生産過程では現地技術指導はもちろん、生産者との連絡を密に取り、お客様にご満足いただける種子品質の維持と向上に取り組んでいます。

私たちが取り扱う種子は国内外の厳しい検査に合格したものだけですが、当グループで更に検査・選別・消毒・最終検査をします。発芽率や純度、伝染性病害などを含め、徹底した調査と管理を遂行しています。特にウリ科作物の重要病害である果実汚斑細菌病(BFB)については、対策としてスイカ・メロン・マクワウリ・キュウリ・カボチャ・ユウガオ・トウガン・ニガウリの種子検査を独立行政法人種苗管理センターや米国種子検査会社(STA)において実施し、健全な種子の供給に努めています。

また、病理学的な検定基準を刻々と変化する環境に対応させて更新し、現状に合った品種の評価と説明で商品をお届けします。

卸売

国内では種苗店をはじめとする種苗業者や産地を擁する農協、任意の出荷組合に足を運び、ご担当者様にその土地の生産者様のニーズに合わせた品種のご提案をしています。さらに、新しい産地づくりや技術指導、流通情報の提供など多岐にわたる営業活動を展開しています。

また充実した栽培資料とともに、全国各地で生産者の皆様を対象とした講習会を開いています。来場された生産者の皆様へ、「大和農園ブランド」の種子の魅力を伝え、より効率的な営農活動をご提案しています。

取扱商材は野菜の種子だけでなく、各種野菜苗やコート加工をした種子も取り扱っています。また、通信販売でお届けしている草花種子や花の球根なども卸販売しています。

海外では世界中のお客様からの注文に応え、世界中へ「大和農園ブランド」の種子を販売しています。消費される国による異なったニーズに対応しながら販売計画を立て、世界各地域での品種適正試験を行い、必要とされる品種を準備・販売、アフターケアをしています。

通信販売

大和農園グループは、今では一般的になった通信販売システムをいち早く構築し、種苗業界に導入した先駆者的存在の一つです。

通信販売部では野菜・草花種子、球根、苗、農業資材を始め、多くの商品が掲載された通販カタログを春と秋の年2回、会員様には園芸情報季刊誌を年4回発行し日本中の園芸ファンにお送りしております。

2016年の6月からはインターネット通販サイト「大和農園オンラインショップ」がオープンし、より注文しやすく幅広いお客様に楽しんでいただいています。

お客様に園芸をより身近に感じていただくために、2014年の11月に立ち上げた通信販売部の公式ブログで園芸の魅力や通信販売商品の情報をお客様へお届けしています。また、ご注文いただいたお客様にご満足いただけるようお客様からのご質問やご意見に誠実にお答えしています。さらに小回りの良さを活かし、きめ細やかなサービスを行っています。

新規事業開拓

近年増加している、異業種の農業参入や、生産法人などの新規就農希望者への対応など、多種多様なニーズの中で、当グループの活躍の場を拡充しています。

産地の抱える課題や問題点、今後の展開についてお客様と協議しながら、お客様の立場に立って品種提案や技術情報の提供を行います。特に近年、産地生産者の皆様からよく聞かれる声として「青果の売り先が確保できるか」といった不安が挙げられます。そこで、青果の販売先まで押さえた上での品種の提案を行い、このような不安を解消し、安心して栽培いただけるよう取り組んでいます。

また、種苗の提供のみならず具体的な栽培指導や売り場を意識した栽培のポイントの講習会を開くなど、サポート体制も充実させています。

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