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全日本野菜品種審査会でキャベツ『翠緑(スイリョク)』が1等特別賞を受賞

10月23日に群馬県農業技術センター高冷地野菜研究センターにて開催された「第70回全日本野菜品種審査会・キャベツ(初夏まき秋どり)」で大和農園のF1品種である「翠緑(試交161号)」が1等特別賞を受賞しました。

翠緑(試交161号)は、「第67回全日本野菜品種審査会・キャベツ(夏まき年内どり)」でも1等特別賞を受賞しており、今回は前回とは別の作型での受賞となりました。(第67回全日本野菜品種審査会 記事はこちら)

審査会の翠緑
審査会の翠緑(外葉あり)

調査内容

播種は6月17日・200穴セルトレイで育苗を行い、7月25日に定植。栽植密度は畝間45cm×株間30cm、施肥量はN、P、Kともに20kg/10aと現地慣行通りです。

9~10月の気温は平年よりも温暖で推移しました。ただし10月中旬以降は台風の影響もあり、多雨・日照不足の気候で、特に10月中旬の降水量は525mmとなり、平年値を大きく上回る条件となりました。

そのため系統によっては倒伏、黒腐病の罹病、外葉の傷み等が散見される状況となりました。

今回1等特別賞を受賞した「翠緑」は立毛では倒伏や病気の罹病がほとんど確認されず、収穫物においても球揃いが良く、全24品種の中で1位の評価をいただきました。

翠緑(試交161号)の品種特性

  • 定植後約85日で収穫に至る中早生の寒玉系品種。
  • 球形はやや腰高の偏平形、球色はやや濃い目の鮮緑色。
  • 生育の揃いも良く、一斉収穫に適する。
  • 葉質はやや硬めで裂球遅く、在圃性に優れ、出荷調整も容易。
  • 根張り・吸肥力が強く、水田後の土壌でも安定した収穫を期待できる。
  • 萎黄病に対する抵抗性を、根こぶ病に対する耐病性を有する。
  • 一般平坦地の12月収穫が最適作型。
  • 高冷地では最も遅い作型において特性を発揮。

翠緑(試交161号)
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