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特集

vol.4『祝蕾(しゅくらい)』~祝蕾の栽培方法①~

祝蕾の発芽と生育

発芽適温:20~25℃
(一般地の種まき適期は9月5日~20日ごろ。30℃以上にならないよう管理する。)

生育適温:15~20℃
(寒さが厳しい地域ではハウス栽培を基本とする。)

栽培のポイント

①栽培温度が30℃を超えないタイミングで種まきをする。

最低気温が10℃以下になる時期までにある程度(葉数15枚以上目標)の株を作る。

栽培温度が0℃を下回らないことに気を付け、わき芽(収穫物のメインとなる部分)の生育を促す。

畑の準備

<植え付けの2週間前>

10a当たり堆肥2t、苦土石灰100kg(1㎡当たりの場合、堆肥3㎏、苦土石灰100g)を散布。深く耕し、土となじませる。


<植え付けの1週間前>

元肥は、10a当たりN(チッソ):P(リン酸):K(カリウム)=17kg:17kg:17kg(キャベツの1~2割増)を施す。(元肥に化成肥料8-8-8を使用される方は、1㎡当たりの場合、150~200gを施す。)


<畝を立てる>

・畝幅120~130cm、条間50cmで2条立てを目安にする。

・過湿を嫌うため、畝をやや高めにして、畝間に水がたまらないようにする。

・気温の低い地域や定植が遅れそうなときはマルチを張り、地温を高める。

種まき

・種まき時の適温は20~25℃で、一般地では9月中の種まき(5~20日)を推奨。

・直まきではなく、育苗を行って移植栽培を基本とする。

・1穴にポットは2~3粒、セルトレイは1粒の種をまく(深まきしないよう注意)。

・5mmほど覆土した後、たっぷりと水やりを行う。

・種まき後は発芽するまで培土の乾燥を防ぐため、新聞紙や寒冷紗などをかぶせる(発芽後すぐに除去)。

・気温は30℃以上にならないよう管理する。

育苗

・通常3~4日後に発芽。発芽後に1本に間引きする。

・育苗場所はなるべく通風のよいところにする。

・ポット等は地上から50 cmほど浮かして下に空間を作るとよい。

・他のアブラナ科野菜に比べてやや徒長しやすいため、水のやり過ぎに注意する。

・セルトレイでは30日、ポットでは40日程度を育苗期間の目安とする。

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vol.1 ~祝蕾とは~

vol.2 ~根っこ以外すべて食べられる祝蕾~

vol.3 ~和洋中、どんな料理にも相性抜群~

vol.4 ~祝蕾の栽培方法①~(この記事です)

vol.5 ~祝蕾の栽培方法②~

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