こくまろ

こくまろ

かぼちゃ

日持ち性に優れ
食味の良い黒皮カボチャ

こくまろ

基本情報

品目 かぼちゃ
品種名 F1 こくまろ

品種特徴

○日持ち性に優れる。
○果皮が薄く口当たりも良く、甘みも強い高品質黒皮かぼちゃ。
○果重は1.6kg前後で良く揃う。
○交配後45日が完熟収穫の目安。
○栽培環境の変化に左右されにくく、草勢が安定するので作り易い。

栽培方法

高品質な青果を求める場合、子ヅル2本整枝( 株間60㎝ ) を推奨する。


<子ヅル2本整枝>

親ヅルから勢いがある子ヅル2本を選び伸ばし、親ヅルは5節程度で摘芯する。残りの子ヅルは摘除。大玉を狙うなら高節位着果が望ましいため、約17~18節前後に着生する雌花を交配し着果させる。

着果節位までの側枝は必ず摘除。着果節位から8~10節目程度で子ヅル先端を摘芯。子ヅル先端までに発生する側枝は草勢をみながら摘除する。


<収穫>

果梗部全体にコルク化が広がると収穫時期。交配後45日前後が収穫の目安になる。


<肥培設計>

元肥は10aあたりN:P:K=12kg:16kg:12kgを基準として施す。着果後の草勢が弱い場合は窒素成分で3㎏以内を施し、果実肥大、草勢を維持するようにする。


<栽培注意ポイント>

草勢がおとなしいため収量向上(大玉を狙う)のためには高節位着果が望ましい。具体的には最低でも3番花or17~18節以降。とにかく交配を急がないこと。しっかり植物の体が出来上がってから着果させる。


<貯蔵性向上のコツ>

○果実を若穫りしない
(果梗部のコルク化割合が7割以上、果皮の光沢が落ち着く、果皮がべたつかない)
○果実を日焼けさせない
(着果後の草勢を維持、株元の葉は比較的枯れ上がりやすいので低節位着果を避ける)
○果実表面の雑菌繁殖を防ぐ
(雨天時の収穫は避ける。泥の着いたハサミで収穫しない)
○貯蔵環境を整える
(10 度前後の風通しの良い冷暗所で保管する。果実は積み上げすぎない)

PDF版資料(0.92MB)

整枝図(春作)

栽培適期表(近畿標準)

栽培適期表(近畿標準)

購入方法

種をお買い求めのお客様は、お近くの種苗店もしくは農協へお問い合わせ下さい。


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よくあるご質問

カボチャの摘芯はした方がいいですか?

抑制の親1本仕立てでない限り、基本は摘芯を行なってください。

カボチャは株元に着果させてもいいのでしょうか?

品種によりますが、3番花以降の方が肥大しやすく、収量が上がります。

カボチャの収穫のタイミングはいつですか?

積算温度で算出します。開花日が把握できない場合、果梗部のコルク化の割合が5〜8割以上、果皮の光沢が無くなりくすむ、果皮に爪を立てても傷がつかない、などを目安に収穫しましょう。

カボチャが追熟中に腐敗してしまいました。何に気をつければ良いでしょうか?

キュアリングの条件は、直射日光のあたらない、風通しのよい所です。カボチャをあまり積み上げすぎると、風通りが悪くなります。平置きなら3段、ピラミッド状置きでも5段が限度です。
また、収穫の際、果梗部の切り口から雑菌が入りやすい条件(雨天時の収穫、切り口に土が付いた、果梗部を短く切る)であると、中から腐敗しやすくなります。

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