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特集

もっと知りたい野菜づくり ~メロン編~ vol.01

メロンはネット型とノーネット型に大きく分かれるほか、果皮の色は緑や黄、白などがあり、果肉も緑やオレンジなど様々です。

このように多種多様なメロンは見た目も肉質もそれぞれ異なりますが、基本的な性質は似通っているところが多々あります。

実際に栽培には熟練を要するのですが、メロン本来の性質に基づき、経験の浅い方でも失敗しない栽培ポイントについてお話したいと思います。
シルクロード
ゴールデンテイスト
ハスキー

メロン栽培の失敗例

お問い合わせの中で特に多い内容は、収穫前に萎れて枯れてしまう、収穫前に果実が割れてしまう、収穫した果実が発酵している等です。

発生している現象は収穫前なのですが、その原因はタネまき以降の栽培管理や、土の問題が徐々に蓄積した結果、ということをご存知だったでしょうか。

例えば萎れて枯れる現象は、果実が着いてから果実の成熟に向かいエネルギーの大半が果実に使われ、根が痩せ細り養水分が十分に吸収できなくなった状態です。

収穫15日前は糖度や香り成分が蓄積してくる大事な時期で、枯れてしまったメロンは甘味がなく香りも薄いものになってしまいます。

果実が着いた頃からすでに根が十分にはっていなかった、土が固かったり水分が多過ぎたり環境が不適だった、病気に感染していた…

細かな原因は様々ですが、メロンの性質を理解し、根本から改善することで失敗を限りなく減らすことにもつながるでしょう。

性質を理解することは成功の近道

①茎と根の生長のしくみ

メロンは水を与え温度を高くすると葉が大きく丸みを帯び、茎も容易に伸長し、徒長しやすい傾向があります。

一方で水分を減らし換気をすると葉もコンパクトで厚みを増し、茎も太く短くなります。

徒長しているときは根の生長は相対的に遅れ、地上部がコンパクトにゆっくり生育すると根の生長が促されます。


②根は過剰な水分と低地温がキライ

メロンの根は多くの酸素を必要とし、水に浸かると根腐れを起こしやすく、地温が12℃を下回ると生育が停止し生育不良になります。

つまり根を順調に生育させる土壌条件は、常に暖かい土・通気と水はけのよい土ということです。


③果実の充実と株の生長は相反すること

雌花の充実や果実の内容をよくすることは、株の生長を鈍らせることで促されます。

一方で葉や茎の生長を促すことは、雌花や果実の内容面での充実を妨げます。

雌花や果実の充実に傾きすぎると萎れ枯死につながり、株の生長を活発にし過ぎると着果不良や肥大不足、裂果や発酵果の原因になります。

この特集の他の記事を読みたい方はこちら↓から

メロン編①<栽培の失敗例・成功の近道>(この記事です)

メロン編②<失敗しない栽培6ポイント①~③>

メロン編③<失敗しない栽培6ポイント④~⑥>(次回予定)

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