特集
もっと知りたい野菜づくり ~ブロッコリー編~ vol.03

頂花蕾と側枝花蕾
ブロッコリーでは、蕾の集合(花蕾といいます)を収穫します。その頂点にできる花蕾を『頂花蕾』といいます。それに対し、側枝が発生し、そこにできた花蕾を『側枝花蕾』といいます。どちらも収穫し、食用にすることができます。品種によっては頂花蕾専用品種、両方とも収穫できる品種、側枝花蕾専用品種の3パターンがあります。
頂花蕾・側枝花蕾兼用品種
側花蕾専用品種
側花蕾専用品種では、頂花蕾が見えた時点で摘芯を行います。そしてその後で追肥を行いましょう。このことにより、側枝の生育や側花蕾の肥大を促進します。摘芯をするころには、側枝の発生が始まります。また株間は頂花蕾専用品種より広め(35cm→40~45cm)に設定しましょう。
※以下3枚の画像の品種はグリーンコーラルです。
※以下3枚の画像の品種はグリーンコーラルです。
また、両品種の違いを述べておきます。オリビアの側花蕾は、軸が長くて柔らかい。しかし花蕾の部分のボリュームはやや少なめ。
一方で、グリーンコーラルの軸はやや短くなります。その分太く肥大し、しっかりした食べ応えのある花蕾を収穫できます。小さなブロッコリー、といったところでしょうか。
一方で、グリーンコーラルの軸はやや短くなります。その分太く肥大し、しっかりした食べ応えのある花蕾を収穫できます。小さなブロッコリー、といったところでしょうか。
収穫できる本数はほぼ同じですが、グリーンコーラルの側枝は早く肥大し、短期間に集中して収穫できます。オリビアの側枝はややゆっくりと肥大するため、比較的長期間にわたって収穫できます。
以上のことを参考にして、おいしいブロッコリーの栽培・収穫に挑戦してみてください。
以上のことを参考にして、おいしいブロッコリーの栽培・収穫に挑戦してみてください。